こんにちは。有限会社金城企画 代表取締役の荒瀧です。当社はまもなく創業50周年を迎えます。これまで多くの企業様とともに、リスクマネジメントの現場を支えてまいりました。
さて、近年の飲食店経営において「キャッシュレス決済」の導入は、もはや避けて通れない課題となっています。お客様の利便性向上やレジ業務の効率化などメリットが多い一方で、目に見えない「デジタルリスク」が潜んでいることを忘れてはなりません。
今回は、キャッシュレス決済導入におけるリスクとメリット、そして必要なセキュリティ対策についてお伝えします。
キャッシュレス導入のメリットと「新たなリスク」
キャッシュレス化は、現金管理の手間を減らし、レジ締め時間の短縮や現金の紛失・盗難リスクを軽減してくれます。しかし、その裏側には以下のようなリスクが新たに発生します。
不正利用のリスク 盗難カードや偽造QRコードによる決済など、店舗側が意図せず不正加担の窓口になってしまう危険性があります。
システム障害による機会損失 通信ネットワークのダウンや決済端末の故障により、会計ができなくなる事態です。「現金不可」を謳っている場合、大きなトラブルに発展しかねません。
情報漏洩のリスク 万が一、店舗のネットワークを通じてお客様の決済情報が流出した場合、ブランドイメージへの打撃は計り知れません。
飲食店が取り組むべきセキュリティ対策
リスクを最小限に抑え、安全に運用するためには、以下の「守り」を固めることが重要です。
端末とネットワークの分離 店舗のフリーWi-Fiと決済用のネットワークを同一にせず、必ず分離して管理しましょう。
物理的な防犯 決済端末に不審な装置(スキミング機器など)が取り付けられていないか、毎日の清掃時にチェックする習慣をつけましょう。
スタッフ教育の徹底 「不審な動きをする客への対応」や「二重決済が起きた際のフロー」をマニュアル化し、現場の混乱を防ぐことが最大の防御となります。
リスクの「見える化」から始めましょう
キャッシュレス決済は、導入して終わりではありません。貴店のオペレーションにおいて、どこに脆弱性が潜んでいるのかを把握することが第一歩です。
有限会社金城企画では、貴店の状況に合わせた「リスクマップ作成」のお手伝いをしております。どのリスクを優先的に対策すべきか、プロの視点で整理させていただきます。
また、金沢市、野々市市、白山市の飲食店様向けに、ノロウイルス事故時の「超・緊急行動ガイド」を発行しております。事故後の初動から賠償対応、休業リスク対策まで、金城企画が強力にサポートいたします!キャッシュレス同様、食中毒も「起きてからの対応」が運命を分けます。ぜひ併せてご相談ください。
次回予告(第26回): 「監視カメラ・防犯システムの活用法 犯罪抑止と証拠保全」についてお話しします。キャッシュレス化が進む今だからこそ、物理的なセキュリティの重要性が高まっています。
有限会社金城企画 代表取締役 荒瀧
【ネクストアクションのご提案】 まずは、レジ周りのWi-Fi環境がお客様用と分かれているか、今一度ご確認されることをお勧めいたします。もし不安な点がございましたら、リスクマップ作成を含め、いつでもお声がけください。