こんにちは。有限会社金城企画 代表取締役の荒瀧です。当社はまもなく創業50周年を迎えます。これまで多くの企業様とともに、リスクマネジメントの現場を支えてまいりました。
さて、これまで本連載ではHACCPやノロウイルス対策、異物混入といった「衛生管理」や「品質管理」のリスクを中心に考えてきました。しかし、飲食店経営において忘れてはならないのが、店舗の資産や従業員、そしてお客様を守るための「物理的なセキュリティ対策」です。
今回は、監視カメラや防犯システムを単なる「防犯」の道具で終わらせないための、具体的な活用法についてお伝えします。
1. 「犯罪抑止」:隙を見せない店作り
防犯カメラの最大のメリットは、犯罪を未然に防ぐ「心理的抑止力」です。 不審者や、万引き・食い逃げなどを企てる人物は、必ずといっていいほど「カメラの有無」を確認します。
入り口やレジ周辺への設置: 「見られている」という意識を植え付けることで、トラブルの芽を摘みます。
ステッカーの活用: カメラの設置と併せて「防犯カメラ作動中」の表示を適切に行うことも、コストを抑えつつ高い抑止効果を発揮します。
2. 「証拠保全」:万が一の際に「真実」を守る
どれほど対策をしていても、トラブルをゼロにすることは困難です。食い逃げ、レジ金不正、あるいはお客様同士のトラブルが発生した際、防犯カメラは「客観的な証拠」となります。
映像の鮮明さ: 最近のネットワークカメラは高画質化が進んでいます。犯人の顔や手元の動きがはっきり映る機種を選ぶことが、警察への証拠提出時に大きな差となります。
クラウド保存の検討: 録画機本体を盗まれたり破壊されたりするリスクを考え、データをクラウド上に保存する仕組みも有効です。
3. 「飲食店ならでは」の活用法:オペレーション改善
監視カメラは、防犯以外にも経営の武器になります。
混雑状況の把握: リアルタイムで店内の状況を確認し、スタッフの配置を最適化する。
接客の振り返り: トラブルが発生した際のスタッフの対応を検証し、教育の教材として活用する。
このように、カメラを「守り」だけでなく「攻め」のツールとして捉え直すことが、店舗運営の質を向上させます。
あなたの店舗の「死角」を見つけていませんか?
「うちは大丈夫だろう」という思い込みが、最も大きなリスクです。 まずは一度、オーナー様ご自身の目で、店舗の入り口、レジ、バックヤードに「死角」がないかチェックしてみてください。
弊社、有限会社金城企画では、長年の経験に基づき、貴店の特性に合わせた「リスクマップ作成」のお手伝いをさせていただきます。どの場所にどのようなリスクが潜んでいるのか、プロの視点で可視化し、最適な対策をご提案いたします。
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